流行は追いかけるものではありません。
流行をキャッチする感性、感覚を磨くことは大切です。しかし、全部を取り入れるのではなく、自分に合うものをセレクトし、いらないものは取り入れないという判断がエレガントな女性を作るのです。
流行のものを身につけることで安心してしまったり、ブランドのロゴマークがついたものを身につければ、自分のランクが上がったように思うのは錯覚です。
日本人にブランド信奉者が減らないのは、自分に自信が持てない人が多いからです。
自分を輝かせるということは、流行を追いかけることでもなければ、ブランドものを身につけることでもありません。逆に、いらないものを潔く捨てるという『切り捨ての美学』がなくでは、輝きは生まれないのです。
自分に自信を持てる着こなしとは、自分に似合うもの、自分が心地よく感じられるものを身につけることです。ロゴマークはないけれど、着てみたらシルエットがとても美しいし、肌触りも着心地もいい。ブランドものを選ぶのならそういう視点でセレクションしてください。
何気ない着こなしなのに、思わず振り返りたくなるような素敵な女性は、このことをよく知っています。そして、どうすれば自分がより美しく見えるかを知り尽くしているのです。ブランドを着ていても、洋服に引きずられていない、自分の方が勝っている、そういう着こなしをしています。
あなたがエレガントな女性になりたければ、『これが今年の流行だから』『みんなが持っているから』という発想は、もうやめるべきです。『流行に取り残されるのが怖い』『みんなと違うのは不安』と考えて、周囲と同じものを持てば安心だと考えているようでは、エレガンスなど一生身につきません。
知識はあるけれど、あえて近づかない勇気。
いい女は、『取り残される美学』があることをよく知っています。
流行は知っている、でも今の私には必要がないからあえて取り入れない選択の中に、本物のエレガンスが宿るのです。
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